coco-emi (ここえみ)は、アンガーマネジメント(怒りのコントロール方法)研修、コミュニケーション研修、 セミナー講師、イベント司会を行っているフリーアナウンサーです。山口県、広島県、福岡県、大分県

方言でイライラの対処

 大分を離れてから、ある大分弁が好きになりました。それは…、

「あげぇ、あん」(笑)

 ここですぐに「イライラ」と、この方言との相性に気づかれた大分県民のあなた!あなたは、誰もが認める大分弁上級者です。

 「あげぇ、あん」は、標準語にすると「ああいうところがあるのよね~。」、「ああいう風になってしまうこともあるよね~」という意味です。「あの人にはあんな一面がある」と第三者に伝える他にも、急いでいる時に来客がある、必要な時に物が見つからない、など不測の事態や、自分の失態など、戒めの意味を含んで自分自身に言い聞かせるようにも使われます。
その人(出来事)を否定する訳でもなく、かと言って投げやりな言葉でもない、絶妙なニュアンスがあるのです。大分県民には伝わりやすいと思いますが、この言葉には、表現の仕方によっては、「(その人を認めた上で、)ああいう一面を持っているのが、またその人らしい」、「日常ではそのような出来事もあり得るものだ」という気持ちや意味が含まれていると思います。

 イラッとした時に6秒待てない、とよく聞きますが、そういう人は、イラッとしたら「あげぇ、あん」、「そげぇ、あん」(そんなところがあるのよね~)、「こげぇ、あん」(こんなところがあるのよね~)など、自分に言い聞かせてみてください(笑)。コツは、強調せず、さらりと言う、あの「あげぇ、あん」です(笑)。大分の人ならわかりますよね!
続けていると、「それなら自分がこうしよう」というのがわかってくるでしょう。

 方言の中には、その土地ならではの絶妙なニュアンスを含んだ言葉があるものです。故郷の方言を改めて見つめなおし、表情豊かな方言の中から落ち着ける言葉を探してみるというのも、また楽しい一面があるかもしれません。